宮城県石巻市に東日本大震災による行方不明者・死者を祈念する場所である「石の祈念堂」が完成しました。
東日本大震災の被災した場所の地理的中心地にあることから、ある特定の人々だけでなく、全域に対して祈念できるようになっています。
またその被害地の方向に対して祈念できるように、北は久慈、南は名取という方角に対して、約210°の扇型としています。
材料には建物の屋根に使われている玄昌石を、解体した建物から集め、状態に応じて2種類の使い分けをしています。
東京駅の屋根にも使われている石巻の特産物である玄昌石を活かした建物となっています。
募金や志納、また製作相談や協力など多くの方からのお力添えの元、2014年12月に無事に竣工致しましたことを心より御礼申し上げます。